ひろゆき理論 【 考察 】

.

確信か幻想か .

下記記事の冒頭から凄いことを言い放っていて、なんだか気持ちがいいので、取り上げたいと思います。




一流の経営者って、「200%やれ」「普通に努力すれば東大に受かる」「やり続ければ失敗しない」みたいな精神論を平気な顔で語るんですね。息を吐くように精神論が出てくる。
それには理由があって、「自分たちはそれが自分の意志でできた」と信じているからです。でも、そこには様々な要因が絡んでいたはずです。「努力できる環境にいた」「親や学校が応援してくれた」「時代の流れにたまたま合った」など、いくらでも要因はあった。それなのに、「自分の努力が実を結んだんだ」と信じてやまないわけです。


そうですよね、もしかして「ひろゆき」の言ってることの方が正しいかもしれない、子どもたちには読ませたくない(笑)評論です。


.
.

2chの創始者 .

ここで念のため「 ひろゆき 」の紹介をしておきます。本稿題名でも謳っている通称名称は、以前TBSの朝の情報番組「グッドラック」などにコメンテーターとして出演されていた 西村博之 さん のことです。ご存知の通り、彼は日本最大のインターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」を1999年に開設し管理人となっていた(2009年譲渡)人物です。そうそう、いわば「ホリエモン」より有名でした? いえ、" です  "(現在形)笑 。


.



1976年神奈川県生まれ東京育ち。中央大学在学中にアメリカ・アーカンソー州に留学。2005年株式会社ニワンゴの取締役に就任し「ニコニコ動画」を開始。2015年には英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人となっています。主な著書『1%の努力』(ダイヤモンド社・16万部突破)。


.


本記事では彼も、インタビュアーの出版社側の方も、コロナ禍を経て「強い言葉のものは売れなくなっている」と理解し、今は「嘘を言わないこと」「自分をすごいと見せないこと」などが重要な価値観になったと断言しています。なるほど、Z世代はそんなことをなんとはなく実感しながら日々勉強しているのでしょうか…。


.
.

頭はいい方がいい .

彼は頭のいい人の定義として、「見つける人」を挙げます。見つけられることは「運」がいい!に通じる、数学でも音楽でもデザインでも、誰も発見しなかったようなものを見つける人とは、普段からとてもいろんなことを調べる、だからそういうクセをつけておく、気になったことを放置せず、とことん調べる人が頭のいい人だと彼は言います。




また、他人を見た目で判断せず1対1の会話の中身で判断できる人が頭のいい人だともいいます。わざと場違いな服装をしてきてるとか表面的なことに騙されず、相手の意図も読み取ってやりとり出来ることなど、そういうことが出来る人を選んで付き合わないと、とも考えているようです。




相手を「褒める」という行為には押し付けがましさが滲み出てしまいます。おだてることで心に入り込んでコントロールしよう、みたいな。それを意識的にやっている人もいますし無意識的にやっている人もいます。無意識的にやっている人は、もしかしたらその方法でしか子どもの頃から友達ができなかったのかもしません。それから、お金持っていそうな見た目なのに本業は何をやっているのか実態がよくわからない人もいますね、ほら、インスタグラムとかで羽振りのいい生活を自慢しているような人とかです。




いわゆる彼の定義するところの '" 頭の悪い人 "   というのが、えせリア充?というやつですか? なんかそれ系の人が集まるなんちゃらがありますよね。それはなにげに分かった気がしました。汗


.


調べて理解して、自分らしく、そして「運」までも「見つける」ことができる。自分が 2ch で成功したのもたまたま見つけることが出来たからと豪語している彼ですが、やはり遺伝には勝てないとの持論もあるようです。




例えば、日本の中だけで見た場合でいうと東大生の親の6割の年収は950万円以上だそうです。親の年収が450万円未満という人は1割しかいません。大学受験のテスト内容は公平でも、教育環境や塾への費用とかお金持ちの家に生まれたかどうかってので学歴はだいたい決まるわけです。 また、芸能人という職業がありますけど、顔が良いとかスタイルが良いとかでテレビに出たり雑誌に出たりするだけで高収入が貰えたりするわけですけど、顔かたちや身長はDNAでほぼ決まっています。ある程度の素養のある人が努力して痩せたりとかはあるかもしれませんが、ある程度の素養がないDNAで生まれちゃった場合はどうしようもないです。遺伝子の影響ってのはけっこう大きくて、音楽の才能は9割遺伝子で決まると言われていたりします。「アーティストになりたい」とか思っても遺伝子次第だったりするわけですね。



選定眼 .

「努力が大事だ」みたいな間違った解釈が世に広まっています、と。 努力をすることで結果が変化するのは事実だが、人間は(遺伝や環境など)スタート地点がそもそも違うために圧倒的な差があってそれを努力で埋めようとするのは相当難しかったりする。ゆえに彼は「人生で選択肢が目の前にあるときに、どういう基準で選ぶか?」というのが大事だと説きます。 人それぞれ選択基準が違うだろうが、長期的にラクに得をする選択肢を選ぶというクセをつければ人生は変わっていくのでは、と思っているそうです。







調べて理解して身につけて、運を見つけて捕まえられるように、選択肢を選べる素養を身につけることができる人になれるよう、子どもたちにはまずは勉強を(出来るだけ上位ランクを目指して)頑張りながら、人間力を磨いて行って貰えるといいのかなと思いました。 いかがですか?




.
.



ちなみに、大人になってからの勉強は、前述の悪人(頭の悪い人のこと)から距離を置いて、「役に立つこと」を追求してすればいいと。「細かいこと」にこだわって丁寧にやっていると続かなくなるのでそれは横に置いておいて、どんどん勉強して最後に、時間が余ったら細かな知識を回収すればいいそうですよ、なるほどです。



.




.




……


受験生親のお悩み共有

受験生の親って、ホント悩み多いですよね。 気になることも、迷うことも多いんですよ。

0コメント

  • 1000 / 1000